10/28(金)

小泉さんの中国企業視察ツアーに1日だけ
ゲスト参加してきました。

今日の訪問場所は、
・復地集団
・上海証券所
・上海振華港口機械
・上海宝山鉄鋼
でした。


亜州IRの又井さんから連絡があり、小泉さんのツアーに
私と私の友人2人が、ツアーの2日目の企業訪問日にだけ
参加することになりました。
私は企業訪問したことがないので、どんな内容なのか
すごく楽しみです!

朝8:30にホテルに集合して、出発です。


最初に、復地集団を訪れました。
場所は、ちょっと忘れてしまったのですが、ホテルから
バスで20分ぐらいだったと思います。
上海市内ですね。

これは、復地集団が作っているマンションの模型です。
豫園からちょい南のエリアに建てているようですね。
#河南南路近辺です。

この付近は、まだ再開発中というか、まだ不便さが
あるところだと思います。
そのせいか、このマンションの1平米あたりのお値段は
1万3000元と比較的安い値段でした。

私が住んでいるシュウジャホイは、1平米あたり2万元だそうです。
もっと高い場所になると、1平米あたり3万元ぐらいはするかと思います。

この復地集団が作っているマンションを購入している人の
90%ほどが上海人だそうです。
銀行などの企業づとめの人で、年収は20万元〜30万元
ぐらいだったと思います。
#こちらでは、かなりの高給取りになるのではないでしょうか。

後でモデルルームを2つみたのですが、部屋の広さはそれぞれ
107平米と178平米でした。
それぞれ、お値段は2100万円(内装含まず)、3300万円(ぐらいかな)
といったところでしょうか。

2100万円なら、自分も買ってもいいかもなぁ、なんて思ってしまいましたねぇ…。
まぁ、でも、マンションは空室リスクが高いので、キャッシュでポン!と買える
ぐらいじゃないと、到底買えないですけどね。

復地集団は、上海での開発が80%で、地方の開発は20%だそうです。
主に上海でやっている不動産会社のようですね。
今後は地方の比率が増えていく、といってましたね。

また、不動産会社で商業ビルを手がけていて、上場している会社はないそうですね。
マンションなどの居住用の方が利益率が高いらしいですね。

復地集団の従業員数は1200人で、各セクションマネージャの
平均年収は10万元だそうです。
この時案内してくれた人は、10万元よりはちょいと少ないそうですが、
給料に満足していますか?、という問には、満足している、と答えられて
いましたね。

上海の人口は1700万人だそうですが、その10%をターゲットとすると、
170万人となりますね。
主にこれくらいの数字を対象にして、マンション販売をやっていると思われます。


これは、107平米の部屋で、3LDKぐらいだと思います。
3つの部屋と、2つの浴室、そして、キッチンといった構成でしょうか


寝室です。


浴室です。


洗面所です。


トイレですね。


これまた寝室ですか。


第二浴室です。


キッチンです。
この部屋は、キッチンがイマイチでしたね。
狭くて、換気も悪そうでした。


次は、178平米の部屋です。


この部屋は、このような間取りですね。


ダイニングルームでしょうか。


トイレです。
ちょっと、無駄な空間が多すぎな気もしますが…。


リビングルームですね。


寝室です。


書斎でしょうか。


寝室ですね。
中華風デザインのインテリアがなかなか良さげですね。


これも、書斎かな?


キッチンです。
こちらの方は、さすがに広かったですね。


2つの部屋を見学して、終了となりました。
これは、モデルルームが入っているマンションを
外から見たところです。

しかし、モデルルームには、高そうな家具やインテリアが
たくさん置いてあって、かなり騙されそうですよね。
ついつい、いいなぁ、と思ってしまいますよね。
まぁ、これは、日本のモデルルームも同じでしょうけどね。

家具やインテリアに騙されずに、シビアに数字を見ないと
いけませんねぇ。


写真中央に見える建物の中で、模型と会社に関する
説明や質疑応答をしました。

再びバスに乗って移動します。
次は、上海証券所です。
今日は、生憎の天気で、雨が降ってしましたね。
また、風もありましたねぇ。


移動すること2、30分ぐらいでしょうか。
上海証券所へと到着しました。
ここは、プドンエリアにあるようですね。


玄関から建物内に入ったのですが、フロアの中央に
雄牛の像がありましたね。
ブル&ベアのブルですね。
以前、写真でみたのはこれだったのか!、なんて思ったりしました。
1階は一般人が自由に入れるみたいですね。


ロビーはこんな雰囲気です。


自分らがきたのと反対側の入り口ですね。


そして、胸に入場許可のシールをはってもらって、
エレベータで7階(だっけか?)に移動しました。

そして、ガラス越しに取引所を見ます。
この時点で11時を過ぎていたのですが、
人が全然見当たりません。

今日は、平日なのになんで?、と思っていたのですが、
どうやらここは、ネットが通じなくなったときに使用する
ための言わば非常用の場所で、普段は使っていない
ようですね。
ちょっと残念ですねぇ…。
もっと活気がある場所を想像していたのですが。

この近くで、案内の人から説明を聞いたり、質疑&応答を
したりしましたね。

主に非流通株の問題についてでした。
簡単に言うと、非流通株の問題に政府は対策をいろいろと
打ち出しているが、株式市場はしばらくは下げる可能性が
高いかもしれませんねぇ、といった感じでしたね。

厄介ですね。

個人的には、H株銘柄に非流通株対策が行き届いていない
というのが気になりました…。
明らかに不利そうなので、何か対策がなされると思うのですが、
ちと気になりますねぇ。

あと、非流通株対策は、ここ数年のうちにいろいろとやっていく
みたいですね。
私はあまり気にしていなかったのですが、ここ数年が言わば
非流通株問題についての勝負所なのかもしれません。

今はいくつかの銘柄でテストをやっているようですが、
その進捗状況を見守っていきたいですね。
ダメダメだったら、逃げないといけないかもしれませんしね…。


質疑&応答が終わって、再びロビーへ移動しました。
ロビーからは、なんとQさんが建てたビルが見えました。
永華ビルだそうです。
商業ビルのようですね。

そういえば、Qさんは、このビル以外に北京にマンションがありますし、
成都にも商業ビルがありますし、なにげに不動産をたくさん持っていますよね。
改めて、Qさんのすごさを認識しましたね…。
お金儲けの神様、という比喩も伊達ではないなぁ、なんて思ったりしました。

私もそのうち1個ぐらいはビルを…、なんて。


バスに乗って、移動します。
移動途中に、ヤオハンが見えましたよ!


そして、お昼となりました。


お昼をとったあとは、ポートマシナリーへの会社訪問です。
上海振華港口機械ですね。
どんな内容か、期待大です。

上海振華港口機械は、ZPMCというロゴを使っているようですね。


上海振華機械公司という文字が見えますね。

しかし、上海市内に会社があったんですね。
確かに、会社名に「上海」がついていますからね。

しかも、製造基地が上海市内のちょい北東の島にあるようです。
これまた、なんだ意外と近いじゃん!、と思ってしまいましたねぇ。


建物の中にはいりました。
入り口には、模範社員の写真やこういったZPMCの
コンテナクレーン機器(?)の写真がたくさん掲示してありました。


そして、エレベータで2階へと移動します。
通された部屋の入り口には、たくさんの表彰状が飾ってありました。


さすが世界一の会社ですね。
世界一というのは、伊達ではなさそうです。


模型も飾ってありましたよ。


部屋の中には、人数分の飲み物&食事が用意されてました。
また、立派なパンフレットももらいました。
さすがに儲けている会社は、違うなぁとか思ってしまいましたね。

この後、IR担当の方から説明をきいて、質疑&応答をしました。
内容をごく簡単に言うと、うちは業績が良くて、来年もいいですよ、
といった感じでしたね。

第三四半期の売上高が86億人民元で、来年は20億米ドル
(161億人民元かな?)だそうです。

純利益は、8.8億人民元が、来年は1.5倍になるのかな?
#もしかしたら、1.5倍は売上のことかも。

現在は、国内向けが30%、国外向けが70%ですが、
今後は国内向けの比率が高くなっていきそうな感じでしたね。
中国国内の発展とともに比率が伸びていくだろう、といった
感じでしょうか。

大型案件の受注もきちんと受けれているようですし、
しばらくは業績は良さそうですね。

競争相手は、実質存在しないといった状況のようです。
また、人民元切り上げについては、先物使ったり、輸入を
使ったりして対策を考えているという説明がありました。

ここは、中国が世界に誇れる企業でしょうから、さすがに悪くないなぁ、
と思いながら聞いていました。
株を始めた時に買っておけばよかった、なんて思ってしまいましたねぇ(笑)。
つーか、何度も買うのを検討したのですが、結局資金が足りなくて
やめたのですよね。
中国株投資では、優良企業に投資するという王道で攻めるのが
やはり一番良い気がしますね。

今から買えるかどうかについては、私は、まぁ、多分買わないと思います。
ガクンと下げまくったら買うかもしれませんが、もっと内需系で良さげな
ものを狙いたいと思います。
ここは、市況関連株になるでしょうからね。
業績の推移と関わらず、売り叩かれる可能性がなきにしもあらず、でしょうから。
#まぁ、これは、あくまでも私の個人的な考えですけどね。


再びバスにのって、今度は宝山鉄鋼を訪問しに行きます。
高速道路を使って移動します。

ちなみに、今回のツアーの参加者は、15人ぐらいでしょうか。
亜州IRさんが、ツアーのアレンジを担当されているようでした。


この高速道路は、高いですね。
地震がないからこそ作れる建物のような気がしますね。


途中、コンテナクレーンらしきものがたくさん見えましたね。
こういったところで、上海に輸送されてきた荷物が
引き上げられるのでしょうかね。


バスにのって、上海の北へと移動します。
上海市の外になるかと思います。
1時間ぐらいはかかったでしょうか。
ようやく宝山鉄鋼の近くまできました。

入り口で、チェックを受けて、バスのまま敷地内を移動します。


敷地は、ものすごく広いみたいですね。
バスで移動しているのになかなか目的地につかない感じでした。

敷地面積は、マカオより広いそうですよ!
また、敷地内には鉄道が走っていたり、小型動物園もあるそうです。
ちょっと、ビックリですね。


そして、ようやく目的の施設へと到着しました。
ここには、日本の三菱から買った機械が稼動しているようです。
ヘルメットをかぶって、中を見学します。


ちなみに、この方があの方ですよ!(^_^;
私は後ほどしっかりと握手してきました。

これで、握手をした有名人は
・Qさん
・ジム・ロジャーズ
・小泉さん
・戸松さん
・ジェームズ・スキナー
・川嶋あいちゃん
・ターザンの表紙の人
の7人となりますね。


中に入ると、こういったゴツイ機械がガンガン鉄を
製造していましたね。
ターミネーターの最後の場面を彷彿させる光景でした。

また、場所によっては、離れていても熱気がこちらまで
きていましたね。
はっきりいって、これは危険ですよ。
恐くて近づけないですね。


この会社は効率化を推し進めてあったようですね。
敷地の広さの割には、人がかなり少ないみたいです。
昔は従業員が4万5千人ぐらいいたそうですが、今は
1万5千人ぐらいだそうです。

また、平均月給は、6000元だそうです。
高くはないけど、まぁそれなりといった数字でしょうか。

定年は、男55歳で女50歳だそうです。
職種によっては、男50歳で女45歳だそうです。
案外、早いのですね。

福利厚生は、まぁ悪くはなさそうでしたね。
案内役の人の奥さんは、今は自宅待機(5年間?)という
立場だそうですが、それでも給料はもらえている、といって
いたと思います。

ようは、効率化を推し進めているから、そういうのも可能な
状況ですよ、といったところでしょうかね。
#人が必要となったら、また召集するのでしょうか…。


記念撮影などをしていたら、案内役の人たちと
はぐれてしまいました…。
アホですね…。
その後、いろいろと苦労しました…。
次回からは、きちんとついていこう!、と強く思いましたねぇ。
こういう所で迷子になったら、かなり大変ですからね。


この会社の規模拡張の状況は、大きく3段階に分けられるそうです。

最初は、1978年で130億元の投資額だったそうです。
西ドイツから機械を購入して、設備投資したらしいです。

2回目は、1986年で、170億元の投資額だったそうです。

3回目は、1993年で、投資額はぐっと増えて623億元です。

1996年には、IHIや三菱からも設備を買ったと言っていたと思います。

また、現在は、宝山鉄鋼は、世界ランクで第3位、生産量では第7位(かな?)
と言っていたと思います。

2010年には、日本の生産量の約半分の5000万トンを目指すそうです。

この案内役の人曰く、昔は宝山鉄鋼に勤めているというと、
お嫁さんがこなかったそうです。
なぜなら、昔は宝山鉄鋼がある場所は、田舎だったからだそうです。

なので、ダンス会などを催して、相手を探していたそうです。
ほとんどがこうした手段で相手を探していたそうです。
また、大抵は紡績工場の女性がお嫁さんになっていた、
と言っていたと思います。

なんとも時代を感じさせるお話ですね…。


中は人影がなくて、機械音だけが鳴り響くような、
ちょっとした淋しさを感じさせるような空間でした。
#でも、途中従業員の方が、3人ほど通っていましたけどね。
動画はこちらからどうぞ。


階段を上に登って移動します。
移動中、下を見下ろして写真を撮ったところです。
真っ赤になった鉄が、機械の上を通っていますね。
動画もあります。


こういう光景がずっと続きました。


みなさんとはぐれていたので、急いでバスに戻りました。
#つーか、たまたまバスを窓ガラス越しに発見したから
#良かったけど、見逃したら大変なことになっていましたね…。
#危ないところでした…。

バスで移動します。
敷地内には、いろんな設備がありましたね。
鉄鋼石や副原料を運んだりしていると思われます。


これは、長江経由からの荷物を運んだりしているのでは
ないでしょうかね。


これが、長江だそうです。
さすがに広いですね。
対岸が全く見えませんでした。


左の突き出た埠頭ですが、船からの荷物をここで引き上げて、
施設に運ぶようですね。
デカイ船が入ってくるので、川の奥のほうまで道を伸ばさないと
ダメなのでしょうね。
動画もあります。


これは、我々が乗ってきたバスです。


その後、バスで移動しました。
雨がふっていて、かつ、時間帯が悪かったせいか、
道が込んでいて、晩御飯の場所までにいくのにかなり
時間がかかりましたね。
2時間ぐらいかかったのではないでしょうか。

夕食には、上海蟹もありましたよ!
私は今まで2回ほどたべたのですが、
今回の蟹は結構良かったですね
味噌が多かったです。
メスの方が味噌が多くていいらしいですね。


これが、今回食べた蟹です。
ちょっと小ぶりだったかも。

また、夕食時に、私と私の友人二人が前にでて、
自己紹介をして、その後質疑応答に答えました。
上海在住の人からみた中国について、といった
感じでの質疑応答ですね。

正直、どうなることやらと心配していたのですが、なんとか
こちらに住んでいる人間ならではの話ができた思うので、
ひとまず良かった、ということにしておきたいと思います。
#主にこちらで生活して実感したことを話した、といった感じでしょうか。

また、友人は、株や中国株の現地事情に詳しいので、
道中、とてもみなさんのお役に立っていたと思います。
良かったです、声をかけて。

ということで、以上が視察ツアーゲスト参加の内容となります。

私は、今回、視察ツアーに参加して、現地企業の様子を直に
見れてとても勉強になりましたね。

やはり、体全体で情報を受け止めるので、身によくつくというか、
印象に残りますよね。
紙面でみても、ぼんやりとしか理解できてなかったことが、
良く理解できそうな感じでした。

私は、今回、そのことが実感できたのが、とても良かったですね。