「China Stock Manager」の注意点
・UW証券をお使いの方で、HKDベースで個別銘柄の損益をチェックしたい方へ
China Stock Manager(以下CSM)では、損益を円ベースで管理していますが、
(決済時の為替レートで円換算してあります)
UW証券をお使いの方は、売買がHKDベースになっており、
円ベースでの損益管理だと不十分だと思われます。
そこで、メイン画面でポートフォリオを表示中に”表示その2”を
選ぶことで、HKDベースで損益がみれるように致しました。
また、”表示その3”においては、円ベースとHKDベースでの損益が
同時に表示されますので、それぞれの損益の比較ができるように
なっています。
・損益計算に使用する各証券会社のTTBについて
東洋証券のTTBですが、東洋証券のサイトには
TTBが載っていないので、為替計算機の欄に
表示されている値から、香港ドルなら0.2を、USドル
なら0.5を引いてTTBを決めています。
藍澤証券のUSドルのTTBですが、これはTTMの
値だけしかサイトに載っていないので、この値から
0.5を引いた値をTTB(USドル)にしています。
楽天証券のTTBは、楽天証券のサイト上にTTBが公開
されていませんので、同じ+-15銭である内藤証券のTTBを
変わりに使用しております。
その他の証券会社のTTBは、サイトから取り込んだ
値をそのまま使用しています。
・PBRの表示と計算方法について
PBRを計算するにあたって、UW証券のサイトにある貸借対照表から
発行株数や純資産の値を取り込んで、PBRを計算しています。
しかし、UW証券は、H株、レッドチップ、GEMなどの情報はありますが、
B株の情報がありません。
よって、CSMでは、H株、レッドチップ、GEMなどのPBRは表示されますが、
B株のPBRは表示されません。
#B株を扱っているサイトがありましたら、そちらから値を取り込むように
#変更したいと思っております。
・H株の総発行株数について
H株の総発行株数の値ですが、UW証券のサイトには、H株流通発行
株数の値が掲載されているだけで、総発行株数の値ではありません。
例えば、江蘇高速道路は、中国企業情報などを見ますと、総発行株数は
5037.74百万株なのですが、H株流通発行株数は、1222.00百万株となっており、
UW証券のサイトには後者の1222.00百万株という値が掲載されています。
なので、この値をそのまま使用しますと、PBRの計算に問題が生じます。
CSMでは、これを回避するために、総発行株数を登録できるようにしてあります。
”編集”メニューの中の”総発行株数登録”を選んで、コードと総発行株数を登録
してください。
この設定を通して、総発行株数を正式な値にすることで、PBRの計算が
正しく行われるようになります。
#2005/7/24現在、UW証券の発行株数の値は、総発行株数が記載されています。
#ですので、この機能は現在は使うことはないと思います。
・ROEについて
ROEの値についても、UW証券のサイトの貸借対照表や損益計算書から
値を取り込んで計算しています。
しかし、UW証券の損益計算書の当期純利益の値は、中国企業情報といった
企業情報本に掲載されている当期純利益の値と少しズレています。
よって、CSMで表示するROEの値は、企業情報本などに掲載されている値と
少しズレる可能性がありますのでご注意ください。
ただ、さほど大きなズレではないかと思いますので、CSMで表示される値でも、
ある程度の精度でROEの値の確認ができるかと思います。
・純資産、当期純利益の単位について
これらの値も、UW証券のサイトから値を取り込んでいます。
しかし、H株の企業は、これらの数値の単位がRMB(元)で、
レッドチップなどは数値の単位はHKDになっていますので、
単純に数値の比較ができません。
よって、CSMでは、RMBをHKDに変換して表示することで、
数値の単位を統一しています。
#トム・オンラインはUSD表記なのですが、この場合はUSDをHKDに
#変換して表示しています。
・PERデータの取得について
PERデータは、株価データを取得した時点で、
一旦クリアされますのでご注意ください。
株価データを取得したあとに、PERデータを
取得されることをお勧めします。
#現在、こういう仕様になっているのは、
#株価データとPERデータの取得が別操作
#になっており、データの整合性がとれない
#可能性があるからです。
#(PERデータは取得に時間がかかるという理由で、
#株価データの取得と別操作になっています)
・銘柄が見つからない場合
サーチナのサイトで、株価速報などのページは表示されるのに、
株価一覧にはなぜか存在しない銘柄があるのですが、
(例 0078 2340)それらも、とある設定をすることで、株価データを
取得できるようになりました。
とある設定ですが、これは、”ダウンロード”メニューの中の
”株価ダウンロード追加設定”で、対象となる銘柄のコードと市場
の情報を入力して登録してください。
これで、次から株価ダウンロードの時に、情報がとりこまれます。
・ポートフォリオの項目の”取得費”について
ポートフォリオの項目に、”取得費”というのを設けました。
これは、投資額(円)と投資額(HKD|USD)や為替レート
の値から自動的に設定されます。
ポートフォリオの損益の算出時に使われます。
(これは確定申告ベースの損益計算方法となります)
取引履歴の計算結果から反映させる場合は、既に取引履歴
の中でそれぞれの売買で円換算した値がわかっているので、
それらの値を使って取得費が設定されます。
ポートフォリオの中で直接設定する場合は、円の値と外貨を
円換算した値を足して、取得費に入れています。
外貨の円換算時に使う為替レートの値は、左下の方で
設定してあるTTSの値です。
・「コード(****)の情報が見つかりませんでした」というメッセージが出たら
これは、ポートフォリオへ登録した銘柄で、コードが
変更された場合に、このメッセージが出ます。
このメッセージが出たら、そのデータを削除して、
再び新しいコードで登録し直してください。